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プロローグ |
ウィーン一人旅(2004)−第1回 ************************************************
旅行記は、なお1年遡り2004年4月末へタイムスリップします。
プロローグ
今年(2004年)のゴールデンウィークは並びがよく、うちの会社でも7連休となった。 そこで、いつもは自宅などに閉じこもっているところを今年はどこかへ行こうと考えた。 どうせ行くなら海外にと思って早速インターネットを検索。15年前に行ったパリを検索してみたが、好いコンサートやオペラ公演が見つからない。ホテルと航空券は何とか確保できそうであったが・・・。 他も幾つかあたってみたが、これというものにあたらなかった。
どこに行こうかと考えているときに、ミュージカル「エリザベート」と「モーツァルト」の舞台のウィーンはどうかと思いついた。

「エリザベート」CDジャケット まずは、オーストリア政府観光局のホームページ(日本語)にアクセス。ここには、観光情報と伴にオペラなどのイベント情報も豊富に掲載しており、リンクも貼られている。 去年(2003年)のモントリオール旅行の際もカナダ政府観光局の情報は役に立った。 http://www.austria.info/xxl/_site/jp/
早速そのリンクからコンサートやオペラを検索したところ、パリとは打って変わって見たい舞台が目白押し。 一日に幾つもの劇場で多くの公演が行われている。 チケットを取りそこなった人のために?商業的(Commercialized)コンサートも幾つも開催されているようである。
早速、StaatsOper(国立歌劇場)とVolksOperWien のホームページにアクセスしたところ、チケットのインターネット予約フォームを発見。
空席状態を確認すると主な席はほとんど売り切れており(公演の一週間前くらいであるから当然だが)天井桟敷らしき席だけがどちらもあったので、4月30日にStaatsOperの「愛の妙薬」(ドニゼティ作曲)の席を、5月1日にVolksOperWienの「こうもり」(ヨハン・シュトラウス作曲)の席を予約。それぞれ9ユーロ(1200円位)、6ユーロ(800円位)という安さ。さすがに本場。

「こうもり」(ヨハン・シュトラウス作曲)
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オペラチケットのお値段 |
ウィーン一人旅(2004)−第2回 ************************************************
オペラチケットのお値段
それぞれ9ユーロ(1200円位)、6ユーロ(800円位)という安さ。さすがに本場。(ここまで、前回の記事)
 (Staatsoper ウィーン国立歌劇場)
StaatsOperのもっとも高い席は178ユーロ(24,000円位)するが(※1)、それでも日本で最高の席で引越し公演を観れば5万円位はするから、安いといえる。 (※1)2004年4月のレート。 逆算すると¥135:€ 1.0。2007年10月の現在は、¥165:€ 1.0 位だから この間にユーロ価値は大幅に上昇したといえる。 ¥165:€ 1.0で計算すれば、この席は、29,500円位となる。
また、席のグレードも見え具合などによって8段階に分かれており、同じ階の中央ブロックの隣同士でも値段が異なる場合もある。 最も安いチケットは立ち見席の3.5ユーロ(500円位)であるが、これを最大500枚以上(!?)発券するという。また、売れ残り券があれば、どんなに高い席でも10ユーロで、開演10分くらい前に販売されるという。 したがって、インターネットでチェックした時、売れ残りがたくさんありそうなら、あえて予約せずに行き、この券を買ったほうが、よほど良い席を安く確保できるかもしれない。
新演出の「椿姫」(タイトルロールは日本人で、衣装も白いローブという簡素なもの、舞台装置も大掛かりなものは無さそう)は、これに該当したようで、半分くらいが売れ残りであった。 http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/index.php
 (ベルディ作曲 Traviata「椿姫」新演出)
また、VolksOperWienの場合もチケットのグレードは9段階に分かれていて、最高65ユーロ(9000円位)から立見席1.5ユーロ(200円)までの広い範囲の価格設定になっている。 こちらはStaatsOperの4割以下の値段に抑えられているが、グランドオペラは少なく、オペレッタ、バレエなどの演目が中心のようだ。 http://www.volksoper.at/Content.Node2/index.php
 (Volksoper フォルクス・オーパー)
また、どちらの劇場も演目によっては、これらの最高価格設定はもっと低くなる。古い演目や再演ものバレエなどは安いようだ。装置の使い回しができたり、簡素だったりするためか?
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インターネットでオペラ・チケットを予約 |
ウィーン一人旅(2004)−第3回 ************************************************
また、どちらの劇場も演目によっては、これらの最高価格設定はもっと低くなる。古い演目や再演ものバレエなどは安いようだ。装置の使い回しができたり、簡素だったりするためか?(ここまで、前回記事)
インターネット予約・オペラチケット
Staatsoperのオペラ予約
 (Staatsoper;国立歌劇場) そういうわけで、インターネット予約をするのだが、このページは英語もない。 全てドイツ語なので、見よう見まねで一応最後までたどり着き、クレジットカード番号を入力し、予約番号をもらい終了。 安い席にしたのは、予約がうまくいかなかった時の保険と、もっと良い公演が現地で見つかった場合に、そのチケットを放棄しやすいように。
ウィーン交響楽団のチケット
第一目の4月29日は、Musikverein で公演があるウィーン交響楽団のチケットをこれもインターネット予約で購入。 16ユーロ(2,000円位;¥135/€;2004年レート;以下同様)の席。 一般には、最高72ユーロ(1万円位)から8段階くらいに分かれているが、演奏内容によってはもっと高い設定もあるようだ。
5月のプログラムによればシェーンベルクの「グレの歌」(大規模オーケストラと大合唱つき)は最高100ユーロであった。
こちらの予約には、1時間ちょっとで、予約確認のメールが返ってきた。 プログラムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの交響曲第5番という、どちらも有名な作曲家の作品の中では演奏される機会が比較的少ない作品で、見ごたえ(聴き応え)ありそう。
こちらは日本語ページが結構充実しており、予約も日本語で可能。 小澤征爾さんのおかげか?
 (Musicverein;ムジークフェライン) http://www.musikverein.at/startseite.asp
ミュージカル「エリザベート」 続いてミュージカル「エリザベート」のチケットを当たってみたが、4月29日以外は完全に売り切れ。 29日は、上記のウィーン・フィルのコンサートを優先したいので、しかたなく、現地で30日か1日に立見席に並ぶことにした。 チケットが取れれば、上記のオペラは放棄。
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航空券とホテル予約 |
ウィーン一人旅(2004)−第4回 ************************************************
航空券とホテル予約
時間的には前後するが、そういうわけで4月22日になって、航空券の予約をインターネットで開始。 いくつか条件に合いそうなものを引き合いしていたところ、翌日IACEトラベルというところから返事が来て、4月28日発5月3日着なら福岡発着で確保できるとのこと。 実質現地3日間ではあるが、今回は現地偵察程度に考えてこれで行くことに決定。
福岡空港から韓国インチョン(仁川) → アムステルダム経由 → ウィーンというルートでトランジットが2回あるが、関空や成田がインチョンと思えばよいことで、28日朝9時出発で7時間の時差を経て当日の午後9時40分ウィーン着ならまずまずの日程。 インチョン空港までは福岡から約1時間と成田よりはるかに近く、関空と同程度。
次はホテルだが、これもインターネット検索により探す。 一泊100ユーロ以下を目指していたが、四星でもこの条件にかなうホテルは沢山ある。 とりあえず、シェーンブルン宮殿横のホテルをホテルクラブ(hotelclub.com)から予約。2日以内には返事が来るはずが、3日目にアクセスしても問い合わせ中という表示。 これでは間に合いそうもないので、「inhotels.com」という他のWebページから同じホテルの予約を確認。そうすると「hotelclub.com」より千円以上安く、1時間以内に回答があった。 結局そのホテルには2泊し、あと2泊は別のもう少し安いホテルに泊まることにした。
4月28日・29日宿泊は、ホテル・ルチア 2泊で110ユーロ
 (こじんまりした新しい綺麗なホテル) http://www.inthotels.com/lucia/eindex.htm
4月30日・5月1日宿泊は、パークホテル・シェーンブルン 2泊で145ユーロ
 (フランツ・ヨーゼフ祇い領サ椶世辰燭箸海蹇 http://www.inthotels.com/parkhotelschoenbrunn/eindex.htm
このように、何でもインターネットで予約ができてしまう便利な世の中になったものだ。
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出発(4月28日) |
ウィーン一人旅(2004)−第5回 ************************************************
荷物は昨日までに軽リュックと手提げカバン二つにまとめた。 これは昨年のGALA社での設計研修のためのモントリオール旅行と同じ格好。ただ、今回はパソコンをもっていかない分軽い。
朝5時から起き出し、出発の準備。定刻の9時の2時間前には福岡空港に来るようにとのこと。 6時過ぎ自宅をゼロハン(カブ号)で空港へ。
空港には7時前に着いたが、7時過ぎになっても、IACEトラベルのカウンターが見つからない。聞いていた緊急携帯に電話すると、 “寝ぼけた声で”「すぐに行かせますから」との頼りない返事。 一時はどうなることかと思ったが、7時15分頃、各カウンターをもう一度注意深く見てゆくと、IACEトラベルの小さなステッカーが他の旅行代理店の、カウンターの上のほうに貼ってあるではないか。
10社くらいのステッカーが貼ってあったので、一人で各社のを引き受けて処理しているらしい。結局そこでは、航空券の束をもらっただけ。 チェックインの開始は8時からだという。これなら、2時間前に来る必要は全くない。
かれこれ空港到着から1時間も待ち、ようやく日本航空のカウンターで手続き、そして手荷物検査。 定刻の9時ちょっとすぎ、ほぼ予定通りk韓国・インチョン(Inchon)空港に向けて飛び立った。B777。 連休開始前のためか、空席が目立つ。私のブロックは私だけであった。 機内では、先日通販で買ったばかりのSANYO製Xactiの取扱説明書を読む。この内容をだいたい摑み終わる頃ソウルに付く。 インチョン空港上空でしばらく待機していたようで、10時半インチョン空港着。

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Incheon (仁川)でトランジット |
ウィーン一人旅(2004)−第6回 ************************************************
Incheon (仁川)でトランジット
トランジットは約2時間。 国際線乗り継ぎとしては比較的短いほうと思われる。
インチョン空港は、福岡空港はもちろん関空や成田と比べてもはるかに広く、発着場も放射状に配置されていて非常に数が多い。 目的のゲートまでたどり着くだけで30分以上かかってしまった。
こういう大規模ハブ空港が福岡から一時間のところにあるのに、新福岡国際ハブ空港を玄界灘の自然を破壊してでも造ろうという福岡県の政策の誤りを、現状を自らの目で見て改めて確信した。 【注:2003年の福岡県知事選挙では、現職の麻生渡知事が、玄界灘沖に『新福岡空港』を建設する構想を打ち上げ、 「借金残すな!海残せ!」 と訴えた今里滋候補が、短期間にも拘わらず大きな支持を獲得して現職に肉薄した。 その結果、新空港建設話は立ち消えになったが、ここに来て又蒸し返し始めた。】(2007年10月10日追記)
アムステルダムへ 12時45分発で、ソウル・インチョン空港から、KLM機に乗り換えオランダのアムステルダムへ。 B747-400,26-H席(翼の少し前方なので視界は良好)。 こちらは、ほぼ満席だが一部空席があり、私の横は運良く空席。その隣はコリアンのツアーコンダクター。 離陸後1時間後に食事。2時間ほどたった頃、下界をみると砂漠。これが数時間続く。その後1時間か2時間睡眠。目覚めた時には下界は一面氷の世界。シベリア上空か? 離陸後6時間後くらいに又食事。ソウル発のこの便にはコリアンが多いためか、食事にはキムチがついてくるので、機内はたちまちキムチの匂いが立ち込めてくる。 食事後、ウィーンの観光案内に目を通す。その後も一面氷の世界が続いている。

Schiphol(スキポール)空港着 16:15頃、アムステルダム・スキポール空港着。時差7時間。 ウィーン行きの出発時間は19:40なので3時間半の乗り継ぎ待ち。 しかし、スキポール空港もヨーロッパの中心的ハブ空港なのでとても大きく、目標のゲートまでたどり着くまでに、結構行ったり来たりして時間を費やす。実質的には搭乗まで3時間もなかった。
待合席で仮眠。19:35搭乗手続き開始。 B737-300,22-A席。先ほどより前の席のようであるが、翼のずっと後ろで最後尾席から3列目で、B747とB737の大きさの違いを実感。空席が少しあった。 約45分遅れの20:25(日本時間4月29日、午前3時25分)離陸。スキポール空港到着時の天候は良好であったが、離陸時は雨模様。視界が悪く、すぐに街並みは見えなくなった。 上空は午後8時半とは思えない明るさ。さすが緯度が高いと昼が長いのである。 9時ごろ昼と夜の境界を通過。上空でこの境界を越えるのは興味深い。暗い線がだんだん近づいてくる感じだ。
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ウィーン到着 |
ウィーン一人旅(2004)−第7回 ************************************************
ウィーン到着
21:50ウィーン空港に着陸。(夜なので写真なし) アムステルダムとの時差は無し。 1時間半ということは福岡・東京間くらいの距離感であろう。 こちらでは雨は降っていなかった。
22:00ウィーン(英語ではViennaと表示)に“上陸”。 アムステルダム出発時もウィーン到着時もパスポートチェックなし。 そうか、ここはEU圏内だから同一の国の中と同じ扱いなのだ。 リムジンバスでウィーン西駅(Westbanhof)へ。6ユーロ(800円位)。 西駅からタクシーでホテル・ルチアへ。メーターでは3ユーロ(1km位か)であったが、運転手が6ユーロというので、深夜でもあり、到着早々揉め事も避けたく、7ユーロ(チップ込み)払い下車。

Hotel Lucia は、オープン後まだ3年しか経っていない新しいホテルで、キーシステムも最新式。 室内の調度もすっきりしていて、設備も素敵なものである。 もっとも一泊55ユーロ(7500円位)の部屋なのでバスタブはなく、シャワーのみ。部屋数は45室で適切な規模。

地下鉄もトラム(路面電車)も5分以内に乗り場があり、そこから市内中心部(Ring;リンクという)まで15分という便利な立地。 なお、この「リンク」というのは環状のトラムが走行する東西約1km・南北も約1kmのエリアのことで、昔 城壁があったところをフランツ・ヨーゼフ皇帝が他の大臣達の反対を押し切って城壁を取り除いた場所だそうである。 日本で言えば大坂城の外堀の後が道路になっているようなもんですね(外堀はもっと広大ですけど)。昔、路面電車も走っていたし。
ウィーン中心部の地図をご覧ください。(ちょっとデータが大きいですけど、小さくすると読めないので;今後も地理感覚把握のために要所要所で御覧ください。)

今回は短編ですが、お読み疲れのないように、これからは短めで連載します。 おそらく30回くらいにはなるのでは?と、思います。何しろ7回目でようやく「ウィーン到着」ですからね。
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ウィーン観光開始 |
ウィーン一人旅(2004)−第8回 ************************************************
ウィーン観光開始
2004年4月29日 (実質第一日目)
7:30から朝食可能ということで、早速付属レストランへ。明るい雰囲気の素敵なところ。 パンと各種ハムやチーズ、シリアルなどのバイキング式。

食事も終わり、ウィーン・カードを購入しようとフロントに行くが誰もいない。呼びかけても応えず。 しばらく待っても誰も来ないので、再びレストランまで行くと担当者がいたので呼び戻し、ようやく、ウィーン・カードを購入。
このカードは、ウィーン市内の交通機関全てに72時間乗り放題という便利なカードで、さまざまな店舗のクーポン割引券がついている。 16.9ユーロ(一日あたり750円位;当時)。 これを持っていれば、自動販売機での面倒な切符購入の手間が省ける。それだけでも値打ちがある。
8:35最寄りの停留所より、トラム(路面電車)49番に乗車。日本の路面電車と比べて速度が速い。50-60km/h位で走っているのでは?

8:50 Karl Renner Ring 駅に到着。 8:55リンク循環の2番線に乗り換え、市内中心部を車内から観光し、大まかな状況をつかむ。 9:23一周を終了。30分以内でリンクを一周できるわけだ。
1989年パリやベルリンに、2003年にはモントリオールに行っているので、古い街並みが残っているのは私にとって、そんなに印象強くはない。 1989年に欧州旅行の最初にパリの地に足を踏み出したときは、その古い街並みに感嘆し、それでいて内部は最新式に改装しているという新築よりも金のかかる街づくりをしているのに驚いたものだった。

ここウィーンでも、そのように古い街並みを残しながら、内装は最新式に改装されているのは同じ。
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オペラチケットなど確認 |
ウィーン一人旅(2004)−第9回 ************************************************
オペラチケットなど確認
トラム2番線でリンクを一周して少し乗り越し、オペラ座前で下車。
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