観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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メトロポリタン美術館が収蔵美術品の画像データ37万点を 無料公開!
2017年2月9日(木)

ニューヨークの【MET】 メトロポリタン美術館が、収蔵美術品の
映像データ 37万点を誰でも利用自由のアーカイブズとして
公開する事にしたとのこと。 2017年2月7日のニュース!

写真撮影も禁止している日本の美術館と比べて、何と太っ腹!



ゴッホにモネ、フェルメールも!
メトロポリタン美術館所蔵の作品画像37万点が自由利用可へ
美術手帖 ー 2017年2月9日


アメリカのメトロポリタン美術館は2月7日、同館が所蔵する37万5000点以上の作品画像を無料で一般利用可能にすると発表した。

 1860年に開館、アメリカを代表する美術館であるメトロポリタン美術館(ニューヨーク)は、同館の新たなオープンアクセスポリシーとして、パブリック・ドメインとなっている作品画像を無料利用化した。ユーザーは著作権による利益を放棄する「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされているものを自由に使用することができ、クレジット表記なども不要となる。

 この新方針について同館ディレクターのトーマス・キャンベルは、「私たちのミッションは、アートを学びたい、楽しみたいと思うすべての人々に対してオープンであること。新たなリソースを提供することで、21世紀のオーディエンスのニーズに応える」とステイトメントで語っている。
 またクリエイティブ・コモンズCEOのライアン・マークリーは「シェアすることは、デジタル時代において、発見やイノベーション、コラボレーションを促進するための基礎だ。(メトロポリタン美術館のCC0利用は)世界にとって莫大なギフト」とコメント。ウィキメディア財団のエグゼクティブ・ディレクター、キャサリン・マーハーも「メトロポリタン美術館は世界中の巨大文化施設のリーダーであることを自ら証明した。他の機関が追随する道を照らしている」と称賛の言葉を贈っている。

 メトロポリタン美術館は年間およそ670万人の来館者を迎え入れている巨大施設だが、今回の作品画像オープン化によって、世界中のインターネットユーザーがより自由に同館のコレクションにアクセスできるようになった。今回オープン利用可能になった作品画像には、フェルメールやゴーギャン、モネ、ゴッホなど数々の名画をはじめ、ヨーロッパのドレス、鎧などの武具、日本の浮世絵などもあり、そのジャンルは多岐にわたっている。この動きに他の美術館がどう反応するのか、今後の動向に注目したい。



テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

巨大「聖母子像」の寄贈、南島原市が拒否 『政教分離』の取り違え!
2015年8月26日(水)

 彫刻家、親松英治(おやまつ・えいじ)さん(81)が構想から34年、

ライフワークのように私費を投じて制作した、高さ約9.5メートルの大作

「聖母子像」 を『島原の乱』の舞台でもある「原城跡」がある

南島原市に無償で寄贈することを申し出、市長や市議会も一旦は

受け入れを歓迎していたのに、『一部の市民』が「政教分離の原則に反する」

と難癖を付けたため松本政博市長がひるみ、一転して「受け入れを拒否する」 と

親松英治さんに伝えたとのこと。

     *********************

「聖母子像」 と 製作中の親松英治さん(右上)
Maria_HuffPost_20150825-03.jpg
     画像は、The Huffington Post 2015年08月25日付け記事より




「政教分離」と市長拒否 南島原市設置予定のマリア像
 予算後一転、作者は反発 [長崎県]

 西日本新聞 - 2015年08月24日 01時20分


8月24日付けの西日本新聞にも大きく取り上げられていました。

「政教分離の原則に反するという市民の声がある」

こういう理屈を付けると、全国の博物館・美術館にある仏像なども
収蔵・展示できなくなる訳で、過剰反応と言わざるを得ない。

『市民の声』とか言っても、極数人に過ぎない場合も多い訳で、
市民全体を代表する声では無い。

「はだしのゲン」の図書館での閲覧禁止の『市民の声』もそうだった!

各地の「平和展」への後援取り消しも、数人の市民や市議の声による。

その上、作者の木彫家・親松英治さん(81)は、34年も掛けた
謂わばライフワークの作品を無償で提供すると申し出ているのである。

展示スペースなどに別途費用が掛かるが、市議会では予算を決定済み。

Maria_HuffPost_20150825-01.jpg
     画像は、The Huffington Post 2015年08月25日付け記事より


松本政博南島原市長は、
「(政教分離の論争で)市民が二分するのは避けたい」
 と言っているそうだが、数人の市民を『市民の半数』のように
 捉えるのは、誤った過剰反応であろう。

親松英治さんは『怒り心頭に達する』ようで、
市長が前言を撤回したとしても、南島原市には
贈呈されないだろうと思われる。 

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産登録の運動を
している一方で、 こういう馬鹿げた理屈で寄贈の善意を拒否するなど、
松本南島原市長のふがいなさと言ったら・・・

 世界文化遺産登録にも水を差し悪影響が・・・

 私はキリスト教徒でも何でもないが、
 「政教分離の原則に抵触する」 と指摘したという
 お馬鹿な市民と、市長の過剰反応には反対だ!
 
 この『市民』はキリスト教とは相いれないカルトの輩(ヤカラ)ではないだろうか?  

Maria_HuffPost_20150825-02.jpg
     画像は、The Huffington Post 2015年08月25日付け記事より

    このニュースの概要を下記の関連記事からまとめると

 日展審査員を務める木彫家親松英治さん(81)=神奈川県=が構想から34年、私費を投じて制作した「島原の乱」の犠牲者を追悼するために作られた【木彫マリア像】。
 高さ約9.5メートル、幅約2.5メートルの大作。
 樹齢200〜300年ほどのクスノキを、輪切りにし積み重ねていく独自の方法で作られている。

 マリア像は、親松さんがキリシタン弾圧の象徴「島原の乱」(1637~38年)の舞台となった原城跡を訪れた際、「幕府方を含む全ての犠牲者の鎮魂をしたい」と考え、30年以上かけ制作した。

 南島原市の原城跡は、江戸幕府のキリシタン弾圧に抵抗した信者や領民ら約3万7000人が犠牲になった「島原の乱」の舞台だった。
 タウンニュースによると、親松さんは周辺に犠牲者を弔う目立った慰霊碑や神社仏閣などがないことを知り、彫刻家としての使命を感じて制作を始めたという。

 寄贈は、2014年初めにカトリック信者の親松さんが南島原市に申し出た。
原城跡は、2016年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産となっている。
世界遺産に指定されれば、巨大マリア像が大きな観光資源になることを見込んで南島原市は、この申し出を歓迎。
「世界最大の木彫りの聖母子像」として、ギネス世界記録への申請も検討していた。

 寄贈先は原城跡近くにある市立の「有馬キリシタン遺産記念館」を予定。

 松本市長は2月の市議会で、マリア像について「世界が注目する魅力を持つ芸術品。世界遺産の機運醸成や交流人口の拡大などに大きく貢献する」と述べ、2015年度当初予算案に像の設置や特別展開催の費用など2800万円を計上。
市議会も可決していた。

 長崎県南島原市が無償提供を受ける予定だったが、松本政博市長が一転、「政教分離の原則に抵触するとの市民の声がある」と受け取りを断っていた。

 親松さんは「記念館にはロザリオ(数珠)などキリスト教関連の物がたくさんある。寄贈しても像を宗教行事に使うわけではなく、(政教分離の)原則には反しない。ナンセンスだ」と話している。



【関連記事】

「政教分離」と市長拒否 南島原市設置予定のマリア像
 予算後一転、作者は反発 [長崎県]

 西日本新聞 - 2015年08月24日 01時20分


マリア像受け入れ一転断る 南島原市「政教分離」理由
 産経新聞 - 2015年08月24日 


34年かけて制作した巨大マリア像の寄贈、南島原市が拒否する
The Huffington Post | 執筆者: 安藤健二 2015年08月25日 15時48分





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葛飾北斎 幻の肉筆画100年ぶりに発見! 西日本新聞 (3/5)
2015年3月13日(金)

 1週間ほど前の西日本新聞の記事ですが、新聞記事を携帯で撮っていたので
掲載して御紹介します。

150308_155958m.jpg

150308_160100 (800x432)

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テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

大濠の福岡市美術館 で 【黒田家の美術】 展覧会
2014年9月27日(土)







 先だって見た 福岡市博物館 とは また別の 展覧会 でした。

 当然、展示物の撮影禁止で、写真は ありません!

 第一部は絵画。 時代を反映して水墨画から西洋絵画まで、多種多彩の絵画が
黒田家のコレクションとして展示されていました。

 第二部は書・筆・手紙など、文字の展示。

 第三部は、衣服・婚礼調度など、実用から絢爛豪華なものまで。

 12:00 ~ 13:30 頃まで、福岡市美術館に滞在しました。

【関連記事】

福岡市博物館で 【軍師 官兵衛】 特別展  (NHK福岡放送局共同主催) 初日を見る
 観劇レビュー&旅行記 - 2014年8月7日(木)


 
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

【Impressionist at the Waterside】 を 「福岡市博物館」 で 見ました!
2014年2月23日(日)

420950523bc27f9ac521c37a3cf3ed5d.jpg
  fcmuseum_impressionists.jpg

  タイトルを良く見ると
    【Impressionist at the Waterside】
       となっています。

  『光の賛歌 印象派展』 ではなくて、【水辺の印象派】 でしょう。
     実際、展示の内容も、水辺の絵画が殆どでした!

   
 午後2時10分ほど前に会場周辺には到着しましたが、駐車場に入る車の長い列。

 それでも、昼も過ぎているので、観覧を終えて帰る人たちも多いと見えて、
結構車は流れ、20分ほどで、駐車スペースに案内されました。

 しかし、博物館内に入ると、こんどは会場に入る人々の長い列!

140223_141058.jpg

 上の写真の2階に並ぶ人々の列は、実際にはチケットを購入する人の列で、入場待ちの
列ではありませんでした。 だからチケットを購入するとそのままスムーズに会場へ!

 とはいえ、来週の日曜日でこの展覧会が終了とあって、駆け込みの観客(私も!)が多いようで
入口付近から絵画の前にも多くの観覧客が集中していて、背の低い人や子どもには見えない状態。

 絵画の点数は、あまりにも多くて、印象派の絵画の印象が薄れてしまうほど。

 その中では、シスレーの風景画が相当多数(十数点?)展示されていました。
名前だけ聞いたことがある程度の画家でしたが、印象派としては有名な画家のようです。
 展示されているシスレーの絵画の殆どには、池や湖や川や海の水面が描かれています。
 水面に映り込む反転した風景や建物を通して、その水の質感が極めてリアルに伝わります。
特に、3mほど距離をおいて見ると、まさにそこに水があると感じます。
 しかし、絵画から数十cmまで近づいて見ると、そこには水の感触は全くなく、絵の具が
塗りたくってあるだけ! シスレーなど印象派の人々が訓練と切磋琢磨と数多くの失敗と
経験の上に到達した 『点描』 の表現方法が、そこにはあるようでした。
 以下の画像は、シスレーの 《モレの橋》 ですが、この作品の水は、印象が薄い!
他のシスレーの作品の水の感触の方がもっと 『リアル』 でした。

  b2ad5202fbbeef7997d84ee6f4db9bba.jpg
      アルフレッド・シスレー 《モレの橋》 1893年  
      油彩・カンヴァス オルセー美術館 

 水と空気を表現する処に、印象派の特徴があるように思われました。

 水と云えば、モネの 【睡蓮】 の連作の中から、幾つか展示されていました。
モネは、自邸に日本庭園を作り、そこに色んな種類の睡蓮を『植樹?』したそうです。
  その内の1枚が下の画像です。

  57c239841696a2fd58b054c7c1de0335.jpg   
      クロード・モネ 《睡蓮》 1907年
      油彩・カンヴァス サン=テティエンヌ近代美術館


  d34e77ab46c8ca3fa928d19696881398.jpg
      クロード・モネ 《ジヴェルニーの林、イーゼルに向かう
       ブランシュ・オシュデと本を読むシュザンヌ・オシュデ》 
      1887年 油彩・カンヴァス ロサンゼルス・カウンティ美術館


  ceab68b42907fee665b1aaf1a2872436.jpg
      カミーユ・ピサロ 《小川で足を洗う女》 1894/95年
      油彩・カンヴァス シカゴ美術館 


  b01d60a053ea4991eb02e73a1233e99b.jpg
      ベルト・モリゾ 《テラスにて》 1874年
      油彩・カンヴァス 東京富士美術館
 
  これらの画像は、【光の賛歌 印象派展】 紹介ページ よりコピペ

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   【福岡市博物館】 公式サイトによる解説 

<名  称>
光の賛歌 印象派展
パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅


<見どころ>
世界の有名美術館7ヵ国37館から印象派の名画が集結!
ルノワール、モネ、シスレー、セザンヌ、マネ、カイユボット・・・

<概  要>
 西洋美術の19世紀後半は、印象派の時代です。それは、河畔や湖畔、海岸といった「水辺」が憩いの場所として注目された時代でもありました。
 人々のあいだに休日のレジャーが普及すると、パリ近郊のセーヌ川沿いの町や村が身近な行楽地として人々を惹き付けました。さらに鉄道網の発達も相まって、余暇を楽しむ人々の足は、美しい海水浴場や切り立った断崖、活気ある港など魅力的な場所に恵まれたノルマンディ海岸にも向けられました。
 都会の喧騒を離れ、レジャーを楽しむ人々で賑わう行楽地の様子は、同時代の印象派の画家たちの創造意欲を掻き立てる格好のテーマとなりました。
 本展では、セーヌやノルマンディの「水辺」を舞台に描かれた約80点の作品で、印象派の画家たちが追い求めた「光の中の風景」に迫ります。
※展示会場は、作品保存のため、温度を低く設定しております。
  ⇒ 引用者注! 結構暑かった! 上着脱ぐほど!

<会  期>
平成26年1月15日(水)~3月2日(日)
  ⇒ 引用者注! 来週迄ですよ! お早めに!

<会  場>
福岡市博物館 特別展示室(福岡市早良区百道浜3-1-1)
電話 092-845-5011  FAX 092-845-5019
  ⇒ 引用者注! 駐車場はあるけど 
   来週は満車続きかも 公共交通機関で!



<公式HP>
http://rkb.jp/impressionnisme/

<開館時間>
9時30分~17時30分(入館は17時まで)
休 館 日:月曜日


<観 覧 料>
一般1,200(1,000)円 高大生800(700)円 小中生400(300)円




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テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

ボストン美術館 に 『埋蔵』 されていた 和本 ニ万点 を 発見
2014年1月5日(日)

 今日は、1月1日の西日本新聞1面TOPを飾っていた文化関連の記事を御紹介。



  (画像をクリック ⇒ 全画面表示 で 文字が読める程度に拡大できると思います)

 ボストン美術館の、日本の古文書や美術の収集はフォノロサの名前と伴に有名なのですが
まだ、分類・検証されないまま、百年以上に亘って梱包されたままのものも多量に残されている
ようで、今回の発表もその一部だとのこと。



     西日本新聞記事から写メ

 今後、これらを調査・検証・整理・分類してゆく中で、多くの歴史的発見が期待できそうです。



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テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

東大寺・仁王像 【執金剛神立像】 CGで極彩色文様復元 (朝日新聞)
2013年12月3日(火)

 昨日の、朝日新聞Web版に、東大寺のいわゆる「仁王像」= 【執金剛神立像】 に

『かすかに残る顔料』を元に CGで、極彩色を再現した画像が掲載されていました。

 記事によると、東京芸術大と東京理科大の共同研究チームによる「仕事」だとのこと。

【Before】 & 【After】 に相当する画像が掲載されていましたので、コピペして

  ご紹介します。


   【Before】
Todaiji_Niouzou01_before.jpg


   【After】
Todaiji_Niouzou01_after.jpg


天平の極彩色文様、CGで復元 東大寺・執金剛神立像
 (朝日新聞) ‐ 2013年12月2日05時24分
 

 【朝日新聞・松山尚幹】
 奈良・東大寺で年に1度だけ公開される秘仏、執金剛神立(しゅこんごうじんりゅう)像(国宝、8世紀)の制作当時の姿が、コンピューター・グラフィックス(CG)でよみがえった。東京芸術大と東京理科大の共同研究チーム(代表=籔内佐斗司・東京芸大大学院教授)が、表面に残る顔料から天平の極彩色文様を復元した。

 甲(よろい)に身を固め、法具の金剛杵(こんごうしょ)を持って仏法を守る姿の塑像(そぞう)で、高さ173センチ。法華堂(国宝、三月堂)の厨子(ずし)に安置されている。

 2年がかりの研究の結果、甲の金箔(きんぱく)の上の雲文(うんもん)や唐草文、腰回りの小札(こざね)の孔雀(くじゃく)の羽根や対葉花文(たいようかもん)があざやかに再現された。CG制作を担当した山田修・東京芸大大学院非常勤講師は「ここまで鮮やかなのは、特別な空間にいる、人間を超えた存在を求めたためでは。当時の人々の仏教への思い入れの強さがうかがえる」と話す。





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テーマ:神社仏閣 - ジャンル:学問・文化・芸術

【大塚国際美術館】 徳島県鳴門 -1
2012年7月3日(火)

 私が、この美術館の存在を知ったのは、徳島市の【阿波おどり会館】で、午後8時からの

「阿波おどり」 公演の待ち時間に、1階の物産展の一画に設けられたビデオガイドを

見ていた時のこと。 レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」を修復前と後を同時に対面させて

見ることができる(もちろんレプリカで)という紹介ビデオであった。

 それが、「大塚国際美術館」と云う名前であり、鳴門地方にあることが解った。

 翌日、鳴門の渦潮を見に行くつもりだったので、時間を調整して見てみることにしたのである。

    ***********************

 そして、翌6月30日(土)、既に先日の記事でご紹介したように、午前中は眉山に登り

(ロープウェイではあるが)、午後に鳴門方面に路線バスで出掛けた。

 鳴門観潮の前に、まず【大塚国際美術館】に入った。

【大塚国際美術館】公式サイト

 入口を入って、まず長いエスカレーターに驚いた。 3-4階分はあろうか!

そして到着した階は、B3F(地下3階)。

 そこにあったのが、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂天井画および壁画。

ミケランジェロの工房による作品だ。

 実物大の『環境展示』という処に特徴がある。

P6300063M.jpg

P6300065M.jpg

SBSH0991M.jpg

  今日は、以上。


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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

尾形光琳…国宝「紅白梅図屏風」の秘技 金箔・銀箔と硫黄
2011年12月17日(土)

 西日本新聞より

紅白梅図、銀の流水模様くっきり 光琳の国宝
 (西日本新聞) - 2011年12月16日 19:25
 

  江戸時代の画家尾形光琳の代表作で国宝の「紅白梅図屏風」について、銀箔を張った一部を硫化させることによって、画面中央の川の流水模様を作ったことが16日、新たな科学調査で分かった。解明された制作方法に従ってコンピューターグラフィックス(CG)で再現した制作当時の姿からは、鮮やかな銀色の流水模様が浮かび上がった。

 今回の調査は、所蔵元のMOA美術館(静岡県熱海市)の依頼で中井泉・東京理科大教授(分析化学)らが実施し、この日、同館で報告した。

 中井教授は「紅白梅図屏風の制作技術に関する多くの重要問題が解決する画期的な成果が得られた」と話している。 


img55627402.jpg

       紅白梅図、銀の流水模様くっきり 光琳の国宝
PN2011121601002163.jpg
 CGで復元された尾形光琳「紅白梅図 屏風」(中井泉・東京理科大教授提供)
         (共同通信) 2011年12月16日(金)19:24

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【読売新聞記事】
光琳の秘技、銀箔と硫黄…国宝「紅白梅図屏風」
 (読売新聞) - 2011年12月17日(土)02:11
 

 江戸時代中期の画家、尾形 光琳 ( こうりん ) の代表作で、技法などが論議を呼んできた国宝「紅白梅図 屏風 ( びょうぶ ) 」に関する研究会が、16日、作品を所蔵する静岡県熱海市のMOA美術館で開かれ、中央の流水部分は、 銀箔 ( ぎんぱく ) を硫化させて表現したとする科学調査結果が発表された。

 結晶の並び方を分析するエックス線回折法などで、10月に中井泉・東京理科大教授が調査し、流水部分から銀箔、硫黄などが検出された。銀箔の上に、何らかの素材でマスキングする形で文様風の流水を描き、地の部分は、硫黄粉をまき、黒く硫化させたと推測されるという。文様風の部分が茶色く見えるのは硫化や酸化などのためで、本来は銀色だったはずと中井教授は推定している。 




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テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

Google 【 Art Project 】 で世界の有名な美術を無料で鑑賞できる
2011年2月4日(金)

 配信を受けているメルマガ 【AFP BB News】 によると、

Google が世界の主な美術館と提携して、所蔵する絵画などの高精細画像を無料で

鑑賞できるサービスを始めたとのこと。

 【グーグル・ストリートビューで名画鑑賞可能に、ゴッホなど1000作品超

題して、 Google 【 Art Project 】

      http://www.googleartproject.com/

 見本をクリックして見たが、極めて細部に亘って筆致までも確認することができるようだ。

     *****************

たとえば、レンブラントの有名な 【夜警】 (Night Watch, Rembrandt) をみると、

 全体像は、ディスプレイの「全画面表示」にすると、下記のような表示となる。
Night Watch, Rembrandt 01m
    (上記の画像は、もちろん 『ブログサイズ』 に縮小されている)

これをどんどん拡大でき、拡大限度の半分程度まで拡大しただけで下記のような表示
Night Watch, Rembrandt 02m
  まだまだ、拡大倍率を上げる余地がある。 拡大表示された領域(白い□↑)と倍率

ほぼ最大限度になると、ここまで詳細の表示となる。
Night Watch, Rembrandt 03m
もちろんカーソルを上下左右に動かせば、拡大して見たい領域まで移動することもできる

 表示速度も通常の画像閲覧速度と大差ない。

 自分の好みの絵画をWeb上で蒐集することもできるらしい。

 美術ファンには垂涎のサイトとなるだろう。

     ****************

【 Art Project 使い方解説 (英語です)】




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  グーグル・ストリートビューで名画鑑賞可能に
  ゴッホなど 1000作品超

    2011年02月02日 10:40 発信地:ロンドン/英国 

【2月2日 AFP】
 自宅にいながら、世界の名だたる美術館の中を散策し、名画を鑑賞できるサイトが1日登場した。米グーグル(Google)がストリートビュー(Street View)技術を駆使して作成した 「Art Project」 だ。

ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art in New York)
ロンドン(London)のナショナルギャラリー(National Gallery)
マドリード(Madrid)の国立ソフィア王妃芸術センター
 (Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia)など、
9か国、17の美術館とコラボした。

 ビジターは、ストリートビューで美術館の中をきままに歩き、壁に掛かった絵をじっくり鑑賞できる。

収録されているのは
ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)や
サンドロ・ボッティチェッリ(Sandro Botticelli)など
450人以上の画家、1000枚以上の絵だ。  

 超高解像度で撮影されているため、拡大して細部まで観察することができる。好きな絵を集めた自分用のバーチャル美術館を作るアプリケーションも用意されている。(c)AFP/Sam Reeves
 


  世界の美術館をネットで周遊 グーグルが新サービス 

      (朝日新聞)  2011年2月2日(水)11:38
 【ワシントン=勝田敏彦】
 米ネット検索最大手グーグルは1日、道路沿いの風景をネットで提供する「ストリートビュー」技術を応用し、世界の著名な17の美術館の内部を周遊できるサービス「グーグル・アート・プロジェクト」を始めた。

 対象は米メトロポリタン美術館やロシア・エルミタージュ美術館、英国立美術館などにある千点以上の作品。各美術館の協力で撮影された。ストリートビューと同じ操作で、自分で歩いて見て回るような感覚で鑑賞できる。

 館内のすべての作品が公開されているわけではないが、たとえば
ニューヨーク近代美術館の「星月夜」(ゴッホ)や
伊ウフィツィ美術館の「ビーナスの誕生」(ボッティチェリ)、
アムステルダム国立美術館の「夜警」(レンブラント)などの傑作が楽しめる。

 一部の作品は、通常のデジタル写真の約千倍に当たる約70億画素で記録され、拡大して筆づかいや絵の具の割れまで詳細に見られる。

 アドレスはwww.googleartproject.com。閲覧は無料。


テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

マルク・シャガールの展覧会
2010年12月23日(木)


 今日は、誰かさんの   

その  休みを利用して、機会を逸していたシャガール展を見に来ました。

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     シャガール 【ロシア・アバンギャルドとの出会い】








帰り途、大濠公園には夜のイルミネーションの準備がされていましたが、

まだ明るくて電飾が光る前だったので、私は夕日を入れて見ました。






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 マルク・シャガール 1887 - 1985 (つい先だってまでは健在だった!)

 今回のシャガール展は、ポスターにも書かれているように

サブタイトルを 【ロシア・アバンギャルドとの出会い】 と言います。

         公式サイト

         シャガール年譜

 これまでは、シャガール作品の単独での展覧会が多かったのですが、

シャガールが若い頃に交流していたロシアの前衛的芸術家たちとの相互の

影響を描くような展示となっています。

 シャガール自らも晩年に、「ロシア・アバンギャルドと一緒に展示してほしい」

と望んでいたそうです。

img001.jpg
 (【アトリエ】 23歳頃)
                          img004.jpg
                      (【ロシアとロバとその他のものに】 24歳頃)

 これらの絵画の画像は、公式サイトより 『コピペ』

     *************


 シャガールは若い頃からパリで頭角を現したので、「フランスの画家」と

思われているようなのですが、ロシア系ユダヤ人で、モスクワ近郊の田舎都市

ヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)に生まれ、パリでデビュー後も世界大戦の

折などに何度か郷里に戻ってもいるようです。

 ロシア革命が成功した時は、革命当初レーニンが主導した理念に共感し、

生まれ故郷の芸術委員となって美術館を建設し、館長になったそうです。

 そういう環境で当時最先端の前衛芸術家や、伝染してきた「フォービズム」

「キュービズム」などの影響を受けつつ、自らの画法を確立していったのです。

 ナチスがパリに侵攻したときは、パリからフランスの田舎町に疎開していた

のですが、ヒットラーがユダヤ人狩りの一環で、シャガールの絵画も焚書する

愚挙に出たので、手持ちの絵画をもって避難したとのこと。

img013.jpg
(【彼女を巡って】 58歳頃)
                           img014.jpg
                             (【日曜日】 66歳頃)

     *************


 今回の展覧会では、【ロシア・アバンギャルド】 に名を連ねる画家たちの

作品も多数展示(シャガールの作品より多いくらい)。

 しかし、シャガールの作品は、若い頃のものも晩年のものも、やはりそれと

すぐに解るような画法です。

 殆どの作品に鳥か馬かロバかヤギか魚か何か動物が配されています。

その動物たちも目がクッキリとしていて二重瞼か太い眉毛がある一種異様な

シャガール風の描き方です。

 そして、今回の目玉は、1967年にNYメトロポリタン歌劇場の改築オープン

こけら落とし公演で上演された、モーツァルトの 【魔笛】 の舞台美術と衣装の

デザインが一つの区画として多数展示されていること。(79歳前後の作品)

 原画と、一部のオペラの場面写真(白黒)が展示されていて興味深い。

img017.jpg
(【魔笛】 終幕の舞台背景幕)
                           img019.jpg
                           (【魔笛】のパパゲーノの衣装)
                                

     *************


 特別展示室は油彩が中心でしたが、これとは別に、常設展示室には、版画や

リトグラフ作品(B4サイズほどの小型の作品)が100点ほど展示されていました。

 これらは、比較的晩年(80歳前後)の作品群でした。

 特別展示室で展示されているメインのシャガール展のチケットに付属の『半券』

で、入場できます。(2階常設展示室の1室で12月29日まで開催中)

     *************

 シャガール作品といえば、湯布院の金鱗湖ほとりのシャガール美術館も結構

多くのリトグラフ作品を所蔵しています。(数年前に行きました)

   マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館


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  公式サイトより 【みどころ】 解説 

 鮮やかな色彩と幻想的な作風で親しまれるシャガール(1887-1985)。旧ロシア帝国のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)にユダヤ人として生まれましたが、1900年代初頭に始まるロシア・アヴァンギャルドの歴史と密接な関係があったことはあまり知られていません。
 本展は、ジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センターが誇るシャガールの代表作でシャガールの人生を追いながら、ロシア美術史にシャガールを位置づけようとするものです。シャガール自身と故国ロシア、彼の世界観、家族、想像の世界とのつながりを検証し、20世紀の巨匠シャガールへの理解を深めることを意図しています。

 パリのポンピドー・センターが所蔵するシャガール作品は、シャガールが手元に残していた特別な作品を死後に遺族が寄贈したものや、生前作家本人が寄贈した代表作が中心となっています。いわば「シャガールのシャガール」ともいえる充実したコレクションであり、初期にサンクト・ペテルブルグで制作された作品から南仏で制作された晩年の大作まで、この巨匠の生涯にわたる軌跡をたどることができます。
さらに同センターは、ソヴィエト連邦からロシア・アヴァンギャルドの巨匠ナターリヤ・ゴンチャローワとミハイル・ラリオーノフの傑出したコレクションの寄贈を受けています。

 本展では、ロシアをテーマにしたシャガールの名作《ロシアとロバとその他のものに》をはじめとするシャガールの代表的な作品を選りすぐって紹介します。また、日本ではまだあまり知られていないゴンチャローワとラリオーノフの重要な作品を日本で初公開します。同時代に活躍したマレーヴィチ、プーニー、カンディンスキーらロシア出身の巨匠たちもあわせて紹介します。

 シャガールは生前「私がロシアで描いた絵画が、ヨーロッパの画家の作品の隣に展示されるのは奇妙なことでしょう。私の作品は、むしろ20世紀初頭のロシア美術のための美術館に展示されるべきものなのです」と話していますが、本展は、まさに本人が望んでいたとおり、シャガールをロシア・アヴァンギャルドの作家の傍らで紹介する、きわめて野心的な内容となっています。 

 


 
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名古屋ボストン美術館
2010年10月13日(水)

 11日も午前中の空き時間を利用して、

 名古屋ボストン美術館

   を訪れました。

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 ボストン美術館 浮世絵名品展

 【錦絵の黄金時代】

DCF_1003M.jpg

  と題して、清長・歌麿・写楽 の浮世絵を中心に数多くの浮世絵を展示していました。

  開催期間:2010年10月9日(土)~2011年1月30日(日)

 この「企画展」だけで、別の「常設展示」スペースは無いようでした。

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    ギリシャ風の「飾り柱」と現代的大判ガラス窓

Paul Gauguin L

    エントランスホールには、ポール・ゴーギャン の 有名な

Paul Gauguin Were are we m

    のレプリカが飾られていました。 (4m×1.5m位の大きさ)

    (絵画部分を「クリック」 ⇒ 「全画面表示」で拡大できます)


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  公式サイト より 紹介文 を引用

 「錦絵の黄金時代―清長、歌麿、写楽」展

    が開幕しました!


 好評をいただいた 「ボストン美術館 浮世絵名品展」(2008年開催)の第2弾となる今回は、江戸時代の天明・寛政期に活躍した鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽の3大絵師の作品を中心に色鮮やかな浮世絵約140点を紹介します。

 町人文化が花開いたこの時代は、個性豊かな絵師たちがこれまでにない斬新な構図と色合いの作品を次々と生み出し、まさに錦絵の黄金時代でした。

 アメリカのボストン美術館には5万点にのぼる浮世絵版画と、多くの版木・肉筆画が所蔵されており、その質の高さと数量は世界一の規模と評されています。
 加えて、これまでほとんど公開されてこなかったためコンディションは抜群です。

 明治期にアメリカに渡って以来、この度一世紀ぶりの“里帰り”となります。

 極めて珍しい清長の初期作品や歌麿の役者絵、歌麿芸術の絶頂期とされる雲母摺(きらずり)の美人大首絵、そして21点の写楽の役者絵など選りすぐりの名品を一堂に公開します。

 作品をよりお楽しみいただく音声ガイド、図録、関連書籍、グッズをご用意してお待ちいたしております。 



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         鳥居清長
《雛形若菜の初模様 丁子屋内 丁山 しをり つまき》

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             喜多川歌麿
           《当世踊子揃 鷺娘》

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                  東洲斎写楽
          《松本米三郎のけはい坂の少将、実はしのぶ》 
        Photograph (c) 2010Museum of Fine Arts, Boston

  (上記画像は 公式サイト より 拝借)

 これ以外の「錦絵」も、公式サイトの 見どころ 
 のページで御覧頂けます。 

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名古屋・ヤマザキ・マザック美術館
2010年10月11日(月・祝)

 名古屋での宿泊先の最寄り地下鉄・新栄町駅のすぐ上に、このヤマザキマザック美術館はあります。

 昨日の午前中の空き時間に出掛けました。

 工作機械メーカー ヤマザキ・マザックのフランス近代絵画のコレクションを多数公開しています。

 日本の美術館には珍しく写真撮影OKというおおらかな扱いです。

 全景だけではなく、個別の絵画を撮影しても良いが、
「著作権がありますので、絵画の写真は、個人でお楽しみください」
 との係員の説明。

 これは私立美術館の良いところでしょうか?





DCF_0957m.jpg
  ブールデルの彫刻(ブロンズ鋳物)




  コレクションの体系ごとに雰囲気の異なるギャラリーに展示されています。




  絵画と共に、ロダンやブールデルの彫刻も多数公開しています。



   有名なロダンの彫刻(ブロンズ鋳物)。「接吻」とは少し違うもの
   「接吻」も別のコーナーにありましたが、パリにある大理石像とは異なり
   上の写真と同じくらいの大きさのブロンズ鋳物でした。




DCF_0965m.jpg


 隣りの産業機械展示館では、ヤマザキマザックの工作機械や、
それで一部の部品を作ったF1カーも展示されています。



   マクラーレン・Vodafone


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書家・ 榊 莫山 さん 御逝去!
2010年10月5日(火)

      「土」

   の書で書道界に静かな旋風を吹かせていた

   書家・ 榊 莫山 さんが亡くなられたとのこと。

   PN2010100501000792_-_-_CI0003.jpg
      榊 莫山さんが死去 自由な書風(共同通信)

 
   私が子どもの頃から、「夏休みの友」などにお手本として

   榊 莫山 さんの「書」が載っていたことを思い出します。

   お会いしたことは全く無いのに、その お名前からも

   かねてより親近感を持っていた方でした。

   御冥福をお祈りします。

              合掌!

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   束縛嫌った人気書家、榊 莫山さん死去 

     読売新聞 2010年10月5日(火)17:19

 おおらかな書風と飾らない人柄で親しまれた書家、 榊 莫山 ( さかきばくざん ) (本名・齊=はじむ)さんが3日午前4時13分、急性心不全のため死去した。

 84歳だった。告別式は親族で済ませた。自宅は三重県伊賀市菖蒲池1282。喪主は妻、美代子さん。

 三重県生まれ。戦後、辻本 史邑 ( しゆう ) らに師事し、20代で関西の日本書芸院や前衛書団体で頭角を現した。
しかし組織の束縛を嫌い、30代前半で無所属に。自然に目を向け、自作の詩に絵を添えた「詩・書・画一体」の世界を展開した。
著書は100冊を超え、焼酎のテレビコマーシャルにも出演。本紙「本よみうり堂」「気流」欄の題字も担当した。
 

 
   榊 莫山さん死去=書家、権威嫌い自由な作風 

      時事通信 2010年10月5日(火)21:03
 自由闊達(かったつ)な作風と人柄で知られた書家の榊 莫山(さかき・ばくざん、本名齊=はじむ)さんが3日午前4時13分、急性心不全のため奈良県天理市の病院で死去した。
84歳だった。
葬儀は近親者で済ませた。自宅は三重県伊賀市菖蒲池1282。喪主は妻美代子(みよこ)さん。

 三重県生まれ。京大文学部卒。中学時代から書や油絵を習い、戦後すぐに日本書芸院や前衛的な「奎星(けいせい)会」の最高賞を次々と受賞するなど頭角を現す。

権威を嫌い、32歳で書道界から距離を置いて独自の芸術を追求した。

NHK朝の連続テレビ小説「甘辛しゃん」の題字などを手掛けたほか、テレビ番組やCMにも出演して親しまれた。随筆家としても活躍。著書に「野の書」「莫山美学」「草庵に暮らす」など。
 



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【シアトル美術館蔵 日本・東洋美術名品展】 を見ました
2010年6月2日(水)

 鳩山総理大臣が、政権発足後わずか8ヶ月あまりで辞任することになりました。

 戦後初めて自民党政治を打破した、細川連立政権が7ヶ月ちょっとの寿命だったので、
今回もこれとあまり変わらない結果に終わったようです。
 その当時は、自民党が仇敵社会党と手を組んで「自社さ」政権を誕生させ、村山社会党
党首が「御神輿」総理となり、続いて橋本自民党党首が総理となるという手順を踏んで
自民党政権に舞い戻りました。

 今度も、虎視眈々と自民党が政権返り咲きの秘策を練っているのでしょうか?

 国民は、もう騙されないこととは思いたいですが・・・

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 さて、このブログの方は、前の金曜日(5月28日)に振り替え休日を取って行った
大濠公園にある福岡市美術館で開催中の あのイチローが居るシアトル美術館の
アジアコレクション展の紹介です。

【シアトル美術館蔵 日本・東洋美術名品展】

 とはいえ、写真は撮れないので具体的には何も御紹介できないのですが・・・

SeattleArtMuseumExibTopm.jpg

  これは、烏図屏風です。
  ただ、真黒に塗っているのでは無くて、羽を一枚一枚筆さばきを変えて描いています。

 絵巻物の復元されたものもありましたが、多くの貴重な絵巻物はコレクターによって
色紙(シキシ)大に切断され売り捌かれていたようです。

 シアトル美術館が半分を所持している鹿と詩歌を拝した絵巻物の残りの部分を
CGで繋ぐと言う事業を行っているそうです。
   【本阿弥光悦書 俵屋宗達画《鹿下絵和歌巻》】

【Seattle Art Museum】

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 福岡市美術館 の 展覧会紹介文

 1933年に設立されたシアトル美術館は、世界中の美術品を網羅するアメリカ屈指の美術館です。

 同館を代表するのは7000件を数える日本・東洋美術コレクションで、今回その中から精選された98件が福岡市美術館にやってきます。

  展示作品は、日本にあれば国宝・重要文化財クラスの逸品が目白押し。
 桃山・江戸初期における二大巨匠、俵屋宗達と本阿弥光悦のコラボレーション作品として有名な「鹿下絵和歌巻」は、後半の約9メートルが同館に所蔵されており、それを全面巻き替えなしで一挙公開いたします。
 また、京都・龍安寺の方丈を飾っていた襖絵で、福岡の炭坑王・伊藤伝右衛門の手にも渡ったことのある「囲碁図」や、強烈な意匠性を見せる屏風「烏図」など金碧画の大作、の肉筆浮世絵、
さらに古くは「石山切」や「地獄草紙断簡」といった平安・鎌倉時代の書画もならびます。

 その他、日本・中国の陶磁・漆工芸や、アジアの宗教彫刻など、多岐にわたる古美術の逸品が賑やかに展示されます。
 シアトル美術館のコレクションがアメリカ国外で一堂に展示される機会は本展が初めて。
まぼろしの逸品に出会える、またとないチャンスです。



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「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 第5回 (最終回)
2009年5月13日(水)

この展覧会に行ったのは、公開が始まった翌日の4月12日のことです。

6月14日(日)まで公開中

Entrance.jpg

        公式サイトは、ここをクリック

 今回は、まず展示物の中でも最大クラスの大きさのものをご紹介します。

   父母仏のタペストリー
      HubobutuKabekakeM.jpg
     これだけでは、何を描いているかよく解らず、会場でも高い位置にあるので、
     解りにくいのですが、私は展覧会にはオペラグラスをいつも持って行っており
     それで詳しく見ると、この連載の2回目で御紹介した父母仏の“和合”像です。

     相当細かく描きこまれていました。

次に、上のタペストリーと比べると相当小ぶりですが、これは
【密集金剛坐像タンカ】 75cm×61cm
Tibet005m.jpg

「絵画で表現される場合、仏の身色は青黒色である」
 という話である。

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最後に、緑ターラーを御紹介します。

会場の一角に「籤引き」場のような処があって、ここから自由に籤を引きます。
     picture-153m.jpg

        私が引いたものは、「緑ターラー」でした。
       MidoriTaram.jpg

       たまたま何かの仏像に当たるだけの話なのですが、
       不思議なもので、何か気に掛かります。

私もその「緑ターラー」が、どこにあるのかと探しました。

それがこちら。
穏やかな表情をしています。 胸のふくらみから 『女神』 であることが解ります。
picture-57MidoriTaraM.jpg

これまで幾つか御紹介してきた恐ろしい顔立ちの『女神』とは雰囲気が全く異なります。

結果として、この仏像が非常に気に入りました。

この「籤引き」という方法は、観覧者の興味を引き立てるという点では良い企画だと思います。
 
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 (使用している画像と解説は、九州国立博物館ご提供のものとチラシのスキャン)

【聖地チベット】 第5回
     【聖地チベット展】 第1回から読む     【聖地チベット展】 第4回へ


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「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 第4回  千手観音
2009年4月21日(火)

 私の注目文物を引続きご紹介します。

取り分け、その細工の精緻さに驚いたのが千手観音です。
これは前回御紹介した顔が三つある女神とはまた別のものです。

Tibet022M.jpg
   (千手観音の全体像です。大きさは全高で50cmほど)

Tibet024M.jpg
 (こちらの千手は、金物の打ち出しではなく彫り込みか?)

Tibet023M.jpg
  (同じ千手観音の顔の部分 こちらは縦に顔が並びます)

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(使用している画像は九州国立博物館提供による)

【聖地チベット展】 第4回
     【聖地チベット展】 第1回から読む
     【聖地チベット展】 第3回へ     【聖地チベット展】 第5回へ          

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「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 第3回  私の注目文物
2009年4月18日(土)

この展覧会に行ったのは、4月12日のことです。

TibetTop02M.jpg
        公式サイトは、ここをクリック

今回は、私が注目した文物を御紹介します。

     まずは、上のチラシにも上半身が掲載されている「弥勒菩薩立像」です。

     Tibet002.jpg

 [国家一級文物]弥勒菩薩立像(みろくぼさつりゅうぞう)
   東北インド・パーラ時代・11〜12世紀・総高160.0cm・ポタラ宮

 少し左足に体重をかけて立つこの仏像は、風に舞う条帛(じょうはく)とともに優美な体の動き(三曲法・さんきょくほう)を見せる。化仏(けぶつ)のついた宝冠をかぶり、右手を胸前に、腰前の左手で水瓶付の蓮茎を握っている。下半身を覆うドーティには銀と銅による繊細な象嵌(ぞうがん)模様が施されるとともに、トルコ石や貴石をはめ込んでいるところから、チベット人パトロンかチベット寺院からの注文で作られた可能性が指摘されている。
 本像はチベットに伝えられたパーラ時代のインド彫刻の中でも最も美しいものの一つである。通常はポタラ宮で、錦の衣をまとった状態で安置されているため、仏像としての美しさを鑑賞するまたとない機会である。  (九州国立博物館の解説)

                 【錦の衣をまとって安置されている状態】
               Tibet008.jpg

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 この女神(名前は覚えていませんし、公式サイトにも解説はありませんが)は、願いをかなえてくれる優しい女神なのだそうですが、ひとたび御機嫌を損ねると大変なことになるそうです。
Tibet020.jpg
 公式サイトに画像はありませんでしたが、この女神の後姿が極めて妖艶だったのです。
腰の曲げ具合とかくびれ具合とか脚の開き具合とか、なんとも言えない魅惑的な後姿・・・

 表情の拡大したところは、下の画像を見て頂ければ解りますが、御機嫌を損ねたところのようです。
 首飾りや頭飾りは髑髏(ドクロ)ですし左手に掲げているのは玉子?子宮と胎児?
Tibet020M.jpg
 実は、最初は意味不明だった、左手に掲げている この玉子の半割りのようなものは、その後の様々な展示や解説を見てゆく中で、白い“玉子”は頭蓋骨で、中の朱色の物体は脳みそだということが解りました。

 なお、ドクロの首飾りや頭飾りは、この女神だけではなく、あらゆる仏像に使われています。
日本の仏像ではあまり見ることができないものです。

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 こちらは、上の恐ろしい女神とは別の女神です。
Tibet021.jpg
 私が惹き付けられたのは、その三つの顔の表情もさることながら、
光背を兼ねている千手のレリーフ。
 この女神像の全体の高さがせいぜい50cmほどなので、この千手の造作の細密さが解って頂けるものと思います。
 その上、裏から見ると、この千手は金物の打ち出しで浮き上がらされていることが解ります。
彫り込みでは無く、打ち出しで造作されているところに、当時の仏師(職人)の腕の凄さが解ります。

Tibet021M.jpg
        しかし、正面の表情は厳しく、牙をむいています。
        一方左右の顔は、魅力的で不敵な笑みです。

 
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 (使用している画像と解説は、九州国立博物館ご提供のものチラシのスキャン)

【聖地チベット】 第3回
     【聖地チベット展】 第2回へ     【聖地チベット展】 第4回へ


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「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 第2回 【父母仏和合像】
 2009年4月15日(水) 

 なお、昨夜(4/15)FC2の一部機能更新に伴い、編集画面が開かなくなり、書きかけていた記事が消失してしまいましたので、この記事は4月16日に再度作成しています。

 今回の展覧会は、日本初公開のものが多く、チベット・ポタラ宮殿や国内の寺院からの文物はもちろん、中国内のチベット自治区や河北省承徳(しょうとく)にある世界文化遺産に登録された宮殿、寺院や博物館などからの名品も含め 「国家一級文物」 など123点が公開されています。

 チベット仏教の「仏教感」は、「日本人の仏教感」とは相当な隔たりがあるようで、ある種の異和感さえあります。

 その代表的な事例が、「父母仏」像なのですが、このブログでは書きにくいような表現がされています。
 つまり、父母仏が『和合』(「釣りバカ日誌」風に言えば「熱烈合体!」)している壁画だったり、仏像だったりするのです。
 そして、これは例外的なものではなく、さまざまな手法(絵画、壁画、絵巻、彫像など)で、表現されているのです。

 たとえば、前回(1回目)書いた記事に紹介した、この展覧会のチラシに大きく掲載されている仏像(下の写真)です。 
 チラシのタイトル画像ですので、今回の展覧会の「目玉」の一つだと思います。
        (下の仏像の顔には「目玉」は三つずつありますが・・・)

Tibet006.jpg

【方便(慈悲)の象徴である父と空の智慧(般若)の象徴である母が抱き合う姿を表す。
 この二つが一体となることで悟りの境地に到達するという】 ありがたいお話です。

 さすがに、チラシには下半身は掲載されていませんが(それでも熱烈キッスはみてとれますが)、彫像などではあられもない下半身が表現されているのです。
(一方で、現在のチベットでは、仏像に衣装を着せているので、赤裸々な姿態は見られないそうです。)

 九州国立博物館のホームページでも、さすがに『合体』状態を横から撮った画像は、公開されていませんが、後方(母仏)から撮ったものが掲載されていましたので、以下に転載します。

Tibet016.jpg

 この「父母仏立像」について九州国立博物館のホームページの解説を引用すると

 [国家一級文物]カーラチャクラ父母仏立像(ぶもぶつりゅうぞう)
チベット・14世紀前半・総高59.5cm・シャル寺

 後期密教において、チャクラサンヴァラ、ヘーヴァジュラ、ヴァジュラバイラヴァ、カーラチャクラなどのへールカと呼ばれる仏(忿怒尊・ふんぬそん)が登場する。これらの仏たちは多くの顔と腕を持ち、明妃(みょうひ)と交わり、しかも人々を恐れさせるような外見をしている。
 仏の4つの顔にはそれぞれ3つの眼があり、24本の腕には金剛杵(しょ)、鈴、斧、弓、矢、索(さく)などが見られ、妃ヴィシュヴァマーターを抱いた姿に現される。
 この仏の名前が、サンスクリット語で時間(カーラ)と輪(チャクラ)を意味することからわかるように、時間の流れを象徴する尊格である。この仏を中心としたマンダラを扱う経典『カーラチャクラ・タントラ』は、インドの天文学や暦についても詳しく触れている。絵画で表現される場合、仏の身色は青黒色である
 


部分拡大すると(趣味が悪い?!)
Tibet016M.jpg

 上記の「父母仏立像」とは別の「蓮(はす)マンダラ」 の中にも僅か5センチに満たない精緻を極めた『和合』像が鎮座していて、こちらは座位で『和合中』です。

「蓮(はす)マンダラ」  (台座も含む全体の高さが43cm)

Tibet019M.jpg

[国家一級文物]蓮(はす)マンダラ
15世紀・開いた状態:高43.0cm/閉じた状態:57.0cm・ポタラ宮

 明妃を抱く姿に表現されたサンヴァラは、蓮華花弁の中心に坐している。八葉の蓮弁の内外には、仏像などが配されている。このマンダラは、頂部の部品を取り外すと、蓮花が開花する精巧な作りで、複雑な金線細工の蓮華茎で支えられている。台座の「大明永楽年施」という銘文から、明代宮廷工房で製作されて永楽帝からチベットへ贈られたことがわかる。もととなったインド・パーラ朝(8〜11世紀)の類品に比べ、より装飾的でさらに高い芸術的完成度を見せている。
 


蓮の花弁の内部の拡大 (座位で『和合中』)
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これとは、別で同様の様式のもの (下の写真 立位で『和合中』)
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【聖地チベット展】 第2回
     【聖地チベット展】 第1回へ     【聖地チベット展】 第3回へ     

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「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」 九州国立博物館
2009年4月13日(月)

先週末の2009年4月11日(土)から、大宰府の 九州国立博物館 で、
特別展 「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」
を開催しています。

TibetTopM.jpg

6月14日(日) まで。

 私も早速行って来ました。

 下の画像は、チベットを魔女の身体に喩えた絵図で
この展覧会の案内の各種チラシに必ず出ています。
魔女と言うのは、インドから伝わってきた仏教に対して当然の抵抗をしていた
土着の宗教勢力のことを象徴しているとのことです。
Tibet001.jpg

 その魔女の急所を抑えれば、魔女も動けなくなるということを示した絵図で、
ますは、両肩と両腰を抑え(その絵図の位置にあたる処に寺院を建立し)、
それでもだめなら、肘と膝。 まだ抑え込めなければ両手両足を抑えよ!
ということだそうです。
 当然、心臓部や乳房にも寺院が描いてありますね。

 土着の宗教を抑え込み、相当ひどい弾圧をしたらしく、迷惑な話です。
この激しさが、現在も中国チベット自治区で続いている騒乱の元かも知れません。

 
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(使用している画像は、パンフレット類からのスキャンによる)

【聖地チベット】 第1回
     【聖地チベット展】 第2回へ


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裸婦、猫、輪郭線、パリのエスプリ
透き通った白い肌で有名な数々の裸婦像

 一見するとフランス近代絵画風だが、近づいて見ると、浮世絵の美人画の影響もあるように私には思える。
 特に、洋画では描かない被写体の輪郭線が細い線で明瞭に描かれているところに、日本画風というか浮世絵風の筆致を見ることができる。

(猫が、 ここに居ます。 裸婦の輪郭線は目立ちませんがクリアに描いてます)
leonardfoujita_Rafu_01_3.jpg
    【仰臥裸婦 1931年 福岡市美術館蔵】    (髪の毛の表現 は絶妙です!)

 この明瞭な人体の輪郭線は、通常の鑑賞する位置からは殆ど目立たない絶妙なバランスである。
反対に肉感や筋肉の隆起は、輪郭線ではなく、微妙な陰影を水墨画的なボカシで表現している。
しかし、それらは墨や岩絵の具ではなく、油彩で描かれているのである。

 展示してある殆どの裸婦の横には猫が詳緻に描かれている。毛並みや猫の目もリアルに描いてある。
猫は、家畜と野獣が同居しているから好きだったと言う。

     leonardfoujita__Portrait.jpg

        日本人画家・藤田嗣治
    1955年に日本国籍を捨てフランスに帰化してからは
         レオナール・フジタ
      Léonard Foujita  (1886-1968)

 彼の没後40周年をを記念する
  【レオナール・フジタ展】
が、4月19日(日)まで福岡市美術館(大濠公園)で開催されている。 

   福岡市美術館
   2009年2月22日(日)
   ~2009年4月19日(日)



20090405152615
レオナール・フジタ展

1992年に再発見され、2002年から2007年に欠けてフランスで修復された
幻の大作 (1枚が3m□で、4枚連作)「構図Ⅰ・Ⅱ」「争闘Ⅰ・Ⅱ」 が
今回の展覧会の中心である。
制作されたのは、1928年。 油の乗り切った40代の作品
leonardfoujita_Composition_2.jpg
   【ライオンの居る構図;Composition Ⅰ】
       leonardfoujita_Composition_1.jpg 
          【犬の居る構図;Composition Ⅱ】


leonardfoujita_Lutteurs_2.jpg 
   【争闘Ⅰ;Lutteurs Ⅰ】 死闘と言うよりはレスリングの競技のようです。
        leonardfoujita_Lutteurs_1.jpg 
           【争闘Ⅱ;Lutteurs Ⅱ】 こちらは男女の交わりを含むようです。


以下のリンクから詳細を見ることができます。
「構図」 (Composition) の全貌を見る

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【レオナール・フジタ展】 公式サイト

一方、1930年代後半から1955年に至る、戦時帰国していた時期に軍部に描かされたという【戦争画】(昨年、東京での展覧会の際にマスコミに“戦争責任”を取り上げられていたもの)は、一切展示されていなかったし、販売していた図録にも掲載されていなかった。

【公式ホームページ】 より、この展覧会の 概要説明

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BOSTON美術館 浮世絵 名品展
 今日は、昼から「劇団ひまわり」の公演
「コルチャックと未来の子どもたち2008」
を見た。
福岡市市民福祉プラザ ふくふくホール 午後2時から4時過ぎ

加藤剛さんの出演する「コルチャック先生」とは別の演目だった。

コルチャック先生の話は、概要としては知っていたつもりだったが、公演を見たのは初めてだった。

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その後、福岡市美術館に歩いて向かった。

今日は、中ノ島経由で行くことにした。
最初に渡った橋は、シンプルでモダンな趣ではあるが、「銘」を見て驚いたことには、昭和2年3月竣工とあった。
OhoriPark01.jpg
昭和元年は1ヶ月も無い極めて短かったものだから、殆ど昭和が始まる丁度その時に竣工したものらしい。 
昭和2年と言えば、あの芥川龍之介が自殺した年でもある。

続いて渡ったモダンな橋も同じく昭和弐年三月竣工であった。
OhoriPark02.jpg

この頃のデザインは相当先に進んでいたようである。
ポストモダンの時代だろうか?

OhoriPark04.jpg
   対岸からみた福岡市美術館(左) と NHK福岡放送局(右)

福岡市美術館に到着する少し前から雨が降り始め、美術館の入り口に着く前に本降りというか土砂降りになり、足元は水浸しになっていた。
OhoriPark03.jpg

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さて、福岡市美術館では、
BOSTON美術館 浮世絵 名品展
を8月31日まで開催中。
BostonUkiyoe02M.jpg

 ボストン美術館のコレクションは、この展覧会の解説に依れば、あの有名なフェノロサ(東京美術学校・現東京芸大・校長)など、当時の日本の美術教育・哲学教育に活躍した人々が明治時代に残存していた浮世絵などを正当な手続きを経て収集したものや1876年に開催された万国博覧会に展示されたものを買い取ったりしたものだそうで、英国やナチスのような略奪品や戦利品ではないようだ。

 何十万点ものコレクションがあるらしいが、それらの中でも退色や損傷をこれ以上拡大しないために門外不出のものが大半のようで、今回展示されているのは、それらの極一部とのこと。
 百数十点が展示されているのだが、有名なものも少なくなく、また画集やパンフレットを含めて初めて見るものも相当多かった。

当然、中は撮影禁止なので、入り口のみ。
BostonUkiyoe.jpg

ここをクリック すると、幾つかのコレクションがスライドショーで見られます。

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国立西洋美術館
 国立科学博物館の前を通って、上野駅方面に向かっていると、ロダンの「考える人」が見えた。
この彫刻は、レプリカなのであろうが、「地獄の門」の上部に“嵌まっている”というのが実際の姿だそうだ。

kanngaeruHito.jpg
              「考える人」(ロダン作)
 
 その「考える人」のほうに向かってゆくと、そこが 【国立西洋美術館】 であることが解った。
時間がたっぷりあれば、中まで観覧したいところだが、ちょっとだけ時間があったので、このエントランスに置かれている彫刻だけを見た。

 そこには、「地獄の門」もあった。

Jigokumon01M.jpg
              「地獄の門」(ロダン作)

ヘラクレスM
              「弓を持つヘラクレス」(ブールデル作)

EveM.jpg
              「エヴァ」(ロダン作)

カレーの市民
              「カレーの市民」(ロダン作)
 
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【東京出張&観劇】 No.11
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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館-5
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の五

今回は 「百鬼夜行図」 を御紹介

こちらは、九国配信の公式データ

Hyakukiyakou01.jpg


大人が鑑賞するだけではなく、子どもにも楽しんでもらえるような工夫もあります。
これは、上の「百鬼夜行図」 をパネルにして解り易く紹介しています。

その「ばけもの」は、何が化けたものかがわかるようになっていました。

台所の道具から大工道具まで、あらゆる道具類が化けています。
パネルに細工してある、小窓やカーテンを開けると解るような工夫がされています。

Hyakukiyakou.jpg

その下には、元の「百鬼夜行図」の実物大レプリカを置いてあり比較しやすくなっています。

こちらは、絵巻物を見る体験をするコーナー。
展示してある「絵巻物」のレプリカを最初から最後までみることができます。
(本物の展示の方は一部しか見ることができませんが。 あまりに長いので・・・)
ちょっとトライしてみましたが、長くてやめました。

makimono.jpg


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前回の『歌碑』につづいて、宮司さんの『詩碑』を御紹介します。

GujiShihi01.jpg

           生命の滾り(いのちのたぎり)

    GujiShihi02.jpg

     第三十八代宮司 西高辻信貞 詩碑
     平成八年二月吉日建立
 


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  「国宝 大絵巻展」  - 4 へ

2008年6月1日(日) まで開催中

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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館-4
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の四

今日は展示物の中から
 「華厳宗師祖絵伝」
       を御紹介します。

Kegonshu03.jpg

      「華厳宗師祖絵伝」の展示コーナー風景

   Kegonshu01M.jpg

   「華厳宗師祖」義湘に一目惚れした善妙に、仏の道を諭す義湘
   (この画像と下の画像はクリックすると拡大します。)

      Kegonshu02M.jpg

       義湘が乗った舟が嵐に遭遇する中で、善妙が海に身を投げると
       竜神に変身し、舟を無事に目的地に送り届ける。

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大宰府天満宮の裏通りには、歴代宮司の歌碑や詩碑が建立されています。
これは、その内の一つ。

GujiKahi.jpg

   飛び梅の 香(か)をなつかしみ 立ちよりて
       むかし志乃(しの)べば 花のちりゆく
 (最後の4文字は間違いかも)

             GujiKahi02.jpg

       権宮司(ごんぐうじ)小鳥居寛二郎氏の歌碑(平成八年二月建立)

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2008年6月1日(日) まで開催中

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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館  - 3
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の参

 こちらは、大宰府天満宮の大鳥居の正面にある、菅原道真の有名な歌碑。

2008Apr1910.jpg

 こち吹かば匂いおこせよ梅の花、主無くとも春な忘れそ
 大鳥居の正面には、また西高辻宮司の邸宅「延壽王院」がありますが、
ここは明治維新前後の政変(1865年)時に、三条実美ら討幕派の“公家”5名がかくまわれたところでもあるといいます。

2008Apr1911.jpg

 坂本龍馬や西郷隆盛も訪れたとのこと。
      Enjuouin.jpg

      上の画像は、クリックすると拡大します。


 さて、「国宝 大絵巻展」のほうですが、
   本願寺上人絵伝を御紹介します。

    IMG_0528.jpg


    Honganji01M.jpg

      上の画像二つも クリックすると拡大します。

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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館 -2
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の二

 こちらは、大宰府天満宮の参道から大鳥居をくぐってしばらく行ったところにある池
2008Apr1905.jpg

前にも紹介したと思いますが、大宰府天満宮側から九州国立博物館へは、このエントランス(入り口)からロング・エスカレーターで上がります。
特徴ある和風屋根の曲線に御注目!
2008Apr1906.jpg

エントランスの中から、その屋根の曲線の木造骨組みを見たところ。
2008Apr1907.jpg


最初の展示は、現存最古と言われる 国宝 「絵因果経」 
  京都・上品蓮台寺所蔵(8世紀・奈良時代):画像は九州国立博物館専用サイトより
E Ingakyo01

その一部を図録から、
極一部ですが、御容赦
2008Apr1908.jpg



こちらは、国宝 「粉河寺縁起」 
  和歌山・粉河寺所蔵(12世紀・平安時代):画像は九州国立博物館専用サイトより
Kokawadera Engi01

こちらも図録からのコピー
2008Apr1909.jpg

下の方が、傷んで霞んでいますが、水害か何かで水が入ったものと思って見ていました。
ところが、この後の、修復作業に関する展示と解説を読んだところ、この「粉河寺縁起」は、
火災にあい、ようやくこれだけが燃え残ったもので、焼失した部分を装丁し直してあるそうです。

なお、「縁起」というのは、寺院などの設立のいきさつや由来を描いたもの(英・Legends)

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国宝 大絵巻展 九州国立博物館
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の一

 先月から、九州国立博物館で開催されている 「国宝 大絵巻展」 を今日2008年4月19日観に行った。

 京都国立博物館の所蔵品を中心に、現存する日本最古の絵巻物と言われている絵巻物を初め、千五百年前から五百年前くらいまでの絵巻物を中心に多数展示されていた。

 残念ながら写真禁止と言うことなので、外観の写真しかないが、追って図録などから御紹介する。

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「篤姫展」 江戸東京博物館 
 2008年3月9日(日) 江戸東京博物館で開催中の「天璋院篤姫展」を見た。

Atsuhime01.jpg


ご存知NHK大河ドラマとのリンク企画である。
企画展示と常設展示で1,440円(篤姫展だけなら1,200円)だった。

 イヤフォン案内(使用料500円)があり、幾島こと松坂慶子さんが、30分ほどのガイドをしている。

 まだ百数十年前のことなので、結構膨大な資料が残されているようだ。

展示されているのは極一部だろうと思うが、島津斉彬の密書や、篤姫が“倒幕軍”隊長すなわち西郷隆盛に宛てた手紙など、さまざまな書簡が展示されていた。
また、篤姫所用の家具調度や着物なども数多く展示されていた。

 宮尾登美子さんは、これらの膨大な公文書や手紙類を読みこなして、あの小説「天璋院篤姫」に再構成したのであろう。

 統幕の動きが強まる中で、篤姫は和宮と協力して徳川家存続のために力を尽くし、その甲斐あって小藩ながら徳川家を繋いでゆくことができたようである。

 薩摩の篤姫が嫁いだ第13代将軍・徳川家定は、結婚後1年7ヶ月で早世してしまったし、和宮(天皇の妹)が嫁いだ第14代将軍・徳川家茂は、長州征伐に出向いた大坂城で僅か20才で早世した。
 いずれも病死と言うことになっているが、毒殺されたという疑いも色濃く残されている。
 宮尾登美子さんの小説では、家茂の死因として、一橋慶喜(“最後の”将軍徳川慶喜)が企てた「砒素による時間を掛けた毒殺」の疑いを篤姫に推測させている。
そして家定も同じように慶喜に殺害されたのではないかと描いている。

 篤姫も和宮、いずれも、世継ぎ(継嗣)を授かることなく、院号を受けて『出家』する訳である。

 そのような似通った境遇が、最初はすれ違っていた心を急速に近づけて、徳川家存続のために協力したと思われる。

 篤姫は薩摩藩を中心とする討幕軍に対して、和宮は「倒幕の密書」を出したといわれる(薩長による偽造との疑いが今も残っている)天皇家に対して、渾身の訴えと働きかけを行うのである。

 この訴えが功を奏して江戸が火の海になることだけは、ようやく避けられたのである。

 その辺の事情が良く解るように展示されている。

 日曜日とあって観客は極めて多く、どの展示物の前も動きは極めてゆっくりで大渋滞。
動きが鈍い理由の一つは、殆どの文書資料にその一部の日本語口語訳が付けられており、多くの観客がこの口語訳を読んでいるからであった。 私も殆ど読んだ。
 
 1時間くらいで「篤姫展」を見て、残り1時間で常設展示を見ようと考えていたのだが、結局「篤姫展」だけで3時間を費やし、常設展示は見る時間がなかった。

 展示の最後のパネルは、徳川家当代頭首と島津家当代頭首の御挨拶が並べられていた。

 単に、「大河ドラマ・タイアップ企画」の“話題性”の展覧会と言えないほど、内容の充実した良い展示会であったと思う。

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4月6日(日)まで、JR総武線・地下鉄半蔵門線「両国」駅前 【江戸東京博物館】 にて
(月曜日休館につき御注意) 
ここをクリック

関連Webサイト
篤姫.net


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「床を削る人々」 ギュスターヴ・カイユボット作
 今宵(2008年1月26日)の
「美の巨人たち」 は、若き・貧しき印象派の支援者(パトロン)であり、彼らの作品の購入者・コレクターであったギュスターヴ・カイユボットに焦点を当てていた。

 恥ずかしながら、この方のこの作品「床を削る人々」は知らなかった。




しかし極めて力強い作品だと思う。
職人(TVでは、「床をカンナ掛けする労働者」と表現)が、古くなった床面にカンナ掛けして、キレイな木材の素地を削りだしているという、上流社会では通常行われていた日常風景だと言う。
 今日の主人公ギュスターヴ・カイユボットは、いわば「いいとこのボンボン」であり、印象派の画家達とは全く異なる境遇の金持ちであったようだ。
 彼の28歳の時の『遺書』に、これら収集した絵画コレクションは、まずは「リュクサンブール美術館(近代美術館)」に、そして時がたったら「ルーブル美術館」に展示するように遺言したと言う。 この作品「床を削る人々」は、丁度この『遺書』を書いた頃に描かれたという。
 実際に彼が亡くなるのは、それからずっと後のことであるが。

 彼の死後、フランス政府は絵画の購入を拒否したが、すでに印象派に魅了されていたパリ市民の熱烈な運動の結果、渋々購入することを引き受けたと言う。
 その働きかけの運動の中には、若き頃カイユボットに絵を買ってもらうことで生活を維持できたルノアールが居たという。 昔、応援してもらったことの恩返しであろう。

 そして、これらの作品は「オルセー美術館」開館に当たっての目玉作品となり、今や「オルセー美術館」は印象派の中心美術館になっている。
 私は、1989年にこの美術館を訪れ数時間掛けて印象派の作品を鑑賞した。

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